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「はしか」感染確認 各地で

感染力が極めて強く、発症すると重症化して命に関わることもあります。東京都内で感染が確認されたのは、2020年以来3年ぶりです。はしかの1年間の感染者数は、全数調査が始まった2008年には、国内で大規模な流行があり1万1013人に上りました。

しかし、2015年には35人にまで抑え込み、すべて海外から入り込んだケースだったため、日本はWHO=世界保健機関から、はしかの「排除状態」にあると認められました。

2019年には、はしかの感染の報告が相次ぎ、1年間で744人が感染したと報告されましたが、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大以降は海外との人の往来が少なくなったこともあって低い水準となり、おととし(2021年)は6人、去年(2022年)も6人でした。

おととしと去年の感染者数を、ことしは5月の時点ですでに上回っています。

厚生労働省や国立感染症研究所によりますと、1歳時点のはしかのワクチンの接種率は、2010年度以降、目標としている95%を連続で上回っていましたが、2021年度は93.5%に下がりました。ワクチンを2回接種することで、95%以上有効とされ、免疫はほぼ生涯続くということです。

「はしか」にかかった場合、特効薬が無いのが実情です。抗体の有無を病院で有料になりますが検査することができます。



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