「エスカレーターは歩かずに」条例 名古屋市が制定へ来年10月施行目指す

エスカレーターでの事故防止のため、歩かず立ち止まって利用することを求める条例を制定する方針です。条例案では「エスカレーターは立ち止まった状態で利用しなければならない」と求め、管理者には周知することを義務付けます。罰則はありません。

名古屋市など愛知県内では、2026年にアジア競技大会開催を控えていて、県外や海外から多くの来訪者が見込まれることもあり、市の担当者は「条例の制定で安全利用の促進をより一層強力に呼びかけていきたい」としています。

市は条例案を来年2月の市議会に提出し、来年10月の施行を目指します。

制定されれば埼玉県に次いで全国で2例目、政令市では初めてとなります。