証券口座乗っ取り相次ぐ、フィッシング詐欺では?
- sakaegakku
- 4月16日
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楽天証券の自身の口座に見覚えのない中国株を見つけたのは3月20日。前日の取引履歴を確認すると、保有していた日本株約1200万円分がいつの間にか売却され、その売却益で中国企業1社の計20万株(日本円で1株約57円)が購入されていた。
祝日のため楽天証券には連絡がつかない。「何か犯罪に巻き込まれているのでは」と思い怖くなった男性は、すぐに中国株を全て売却したが、約210万円の損失が生じた。
後日、楽天証券に問い合わせると、自身のものではないパソコンから不正にログインされた形跡が確認された。男性は「不審なメールを開いた覚えはなく、どこから認証情報が漏れたのか」と困惑する。
男性によると、楽天証券は「本人が入力したか否かにかかわらず、登録されたIDや暗証番号で取引されたものは補償しない」と説明。男性は「不正取引なのに納得がいかない」として法的措置も検討しているという。
証券口座の不正取引は3月下旬以降、楽天証券、SBI証券、野村証券、マネックス証券、SMBC日興証券、松井証券で確認、発表されている。総合口座数が約1200万に上る楽天証券は、被害拡大を防ぐため1000銘柄以上の中国株の買い注文を停止中で、今月14日には米国株20銘柄も停止した。いずれの証券会社も被害規模などは明らかにしていない。

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